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2024.11.30

イオンデポジットについて

こんな状態になっていませんか?

このように、水(主に水道水)が蒸発した後に水に含まれていたカルキ成分などが蒸発出来ずにその場に取り残された為に起こる事象です。

「また洗えば取れるでしょう」と放置していると塗装面が陥没し、再塗装することでしか修復する事が出来なくなってしまいます。これは、塗装面の凹んだ深さが下地処理で磨く量を遥かに超えているからです。(軽微な場合は、研磨にて改善出来ることもあります)

《初期症状であれば・・・》
作業前の状態

 

右側のみ磨いてみます。

綺麗に除去することも可能です。

 

《症状が悪化していた場合》
研磨後の状態

 


見た目には分かり辛いのですがキズのように凹んでしまっている。
これは酸性クレーターと呼ばれている事象です。
スタートは、
①水道水などの水分が蒸発。
②カルキ成分が塗装面上に積もった状態になる。(イオンデポジットの発生)
③雨などが降ったりするとダムのような状態になったイオンデポジットが雨水をその場に塞き止めてしまう。
④溜まった雨水が塗装面を酸化劣化させてしまう。(酸性クレーターの発生)
という感じで症状が悪化していくようです。

使用環境にもよるのですが、新車登録から1年でも最悪のケースとして、よく見かける事象です。
なってしまってからでは、取り返しはつきません。
洗車時などの自然乾燥を防げるようにする為にも、コーティングをして短時間で洗車が出来る環境を整え、
普段から気にしてあげてください。

 

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